国連軍司令部は、板門店(パンムンジョム)のJSA=共同警備区域の見学を再開する方向で検討していると明らかにしました。
国連軍司令部は15日、公式のSNSアカウントを通じて「韓国政府が感染防止対策の『社会的距離の確保』を緩和したことを受けて、JSAの見学を再開する方策を模索し始めた」と明らかにしました。
そのうえで、「新型コロナウイルスに対する十分な予防対策が整った方策が決まり次第、見学をいつ、どのように再開するか発表する」と付け加えました。
これに先立って、国連軍司令部は去年12月19日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、JSA内の見学を含め必須でない活動を全面的に中止すると発表しました。
一方、新型コロナウイルスの感染防止のために制限されていた、韓国軍将兵の休暇が今月15日から可能となります。去年11月27日、すべての軍部隊で休暇制限を行って以来、80日での解除です。
国防部は、政府による感染防止対策の緩和を受けて、15日から28日まで、全部隊に対する「軍内の距離確保」を第2.5段階から第2段階に引き下げました。
これにより、防疫管理が可能な範囲で、各部隊の兵力20%以内の将兵たちに対して休暇が許可されることになりました。