家計負債が再び過去最多を更新しました。
韓国銀行によりますと、去年10月から12月期の家計信用残高は、1726兆1000億ウォンと、前期に続き、再び過去最多を更新しました。
これは、前期の7月から9月期の1681兆8000億ウォンより、44兆2000億ウォン、率にして2.6%増加しています。
家計信用とは、家計が金融会社から借り入れた資金、「家計貸付」と、クレジットカードなどで商品・サービスを購入してまだ返済していない「販売信用」を合わせたものです。
家計貸付だけをみますと、10月から12月期末の残高は1630兆2000億ウォンと、これまでで最も多くなっているのに加え、前期より44兆5000億ウォン増加し、これまでで最も大きい増加幅となっています。
家計貸付のうち、住宅ローン残高は910兆6000億ウォンと、前期より20兆2000億ウォン増加し、前期の増加幅、17兆4000億ウォンより大きくなっています。
韓国銀行の関係者は、新型コロナウイルスによる生活苦や、借金して株式や不動産に投資する人が多くなっていることが要因だとしています。