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文化

独立運動を世界に発信したアルバート・テイラーの家が公開へ ソウル市

Write: 2021-02-25 14:34:16Update: 2021-02-25 14:48:30

独立運動を世界に発信したアルバート・テイラーの家が公開へ ソウル市

Photo : YONHAP News

日本による植民地時代に起きた独立運動「3.1運動」を世界に発信したというアメリカ人アルバート・テイラーが当時住んでいた家が復元され、公開されました。
ソウル市は25日、UPI通信の臨時特派員としてソウルで活動していたテイラーが生活していた家屋「ディルクシャ」を復元し、歴史展示館として来月1日の独立運動記念日「3.1節」に開放すると明らかにしました。1942年にテイラー一家が日本により追放されて放置されて以来、およそ80年ぶりです。
テイラーは1896年、当時の朝鮮に渡りビジネス事業を経営する傍ら、UPI通信の臨時特派員として活動し、3.1運動や日本政府の過激な抑圧を国際社会に発信した人物です。
とくに、ソウル市内の病院で息子が生まれた際に、ベッドに隠されていた独立宣言書のコピーを発見し、通信社を通じて全世界に報道しました。
ソウル市鍾路(チョンノ)区にある「ディルクシャ」は、テイラーが1923年当時に住んでいた西洋式の家屋でサンスクリット語で「喜びの気持ちの宮殿」という意味です。
テイラーの孫娘、ジェニファー・テイラーさんは、今回の開館について「韓国の独立運動に賛同した西洋人独立有功者が再び注目される機会になることを期待する」と語りました。
「ディルクシャ」の物語は、2018年3月1日、KBSワールドラジオで、3.1独立運動100周年記念特集「ディルクシャと琥珀のネックレス〜そこに第二の祖国と家がある〜」というドキュメンタリー特集で11か国の言語で放送されました。
来月1日から公開となるディルクシャ展示館は、火曜日から日曜日まで開館し、オンラインで予約すれば解説付きで観覧できるということです。

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