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政治

統一部長官 「新型コロナが落ち着けば金剛山個別訪問の再開目指す」

Write: 2021-02-26 13:40:25Update: 2021-02-26 13:41:58

統一部長官 「新型コロナが落ち着けば金剛山個別訪問の再開目指す」

Photo : YONHAP News

李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は25日、「新型コロナウイルスの感染状況が緩和されれば、金剛山(クムガンサン)を個別に訪問できる観光事業の再開を目指す考えを示しました。
李長官は25日、統一部傘下の南北交流協力支援協会が主催した金剛山への個別訪問に関するセミナーに映像で祝辞を寄せ、そのなかで「金剛山を訪問したいと思っている国民は多い。新型コロナの感染状況が緩和されれば、金剛山個別訪問の再開を目指し、準備を進めていく」と述べました。
李長官はまた、韓国国民の金剛山訪問は人道主義的な意義を持つとして、北韓に対する制裁を柔軟化する必要性があるとの考えを示しました。
こうした発言について、2008年に北韓軍による韓国人観光客射殺で中止になった金剛山観光をめぐり、北韓に再発防止を求めるのではなく、国際社会に制裁の柔軟化を求めているという印象を与えるおそれがあると心配する見方も出ています。
李長官はこれまでも北韓制裁の緩和や韓米合同軍事演習の縮小を主張する発言を繰り返しています。
アメリカ国務省は現地時間の22日、RFA=ラジオ・フリー・アジアにコメントを寄せ、「北韓の挑発と武力使用を阻止し、アメリカ人とアメリカの同盟国の安全を守ることは政府の大きな関心事だ」としたうえで、「バイデン政権は、現在の北韓制裁を検討し、新たな北韓政策と軌道を共にすることにする」としており、北韓制裁を緩和するのではなく、制裁にもとづいて新たな北韓政策を策定する考えを示唆したものと受け止められています。

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