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政治

文大統領、北韓に「北東アジア防疫協力体」への参加呼びかける

Write: 2021-03-02 11:28:54Update: 2021-03-02 11:43:37

文大統領、北韓に「北東アジア防疫協力体」への参加呼びかける

Photo : YONHAP News

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、独立運動の記念日「3.1節」の式典で行った演説で「北東アジアの防疫・保健協力体」に言及し、北韓に参加を呼びかけました。
文大統領は1日、「3.1節」の式典で行った演説で、多国間主義に基づいた新型コロナウイルスへの対応などを強調し「北東アジアの防疫・保健協力体への参加を機に、北韓が域内の国家と協力・交流するようになることを望む。それが韓半島と北東アジアの共生と平和への第一歩となるだろう」と述べました。
この協力体は、文大統領が去年9月、国連総会の一般討論演説で提案したもので、韓国をはじめ、アメリカ、中国、ロシア、モンゴルが参加し去年12月に発足しました。ところが、当初の構想に含まれていた北韓は、これまで韓国の提案に反応を見せていません。
去年6月の北韓による開城(ケソン)工業団地内の南北共同連絡事務所の爆破以降、南北の公式連絡チャンネルは途絶えた状態ですが、政府当局者や専門家は「北韓側も文大統領の一連の演説を通じて協力体の提案を知っているはず」としています。
高麗(コリョ)大学統一外交学部のイム・ジェチョン教授は、北韓の協力体への参加について「中国の役割が重要だ」として、「防疫は国際的な問題であるだけに、中国が北韓を説得すれば可能性はあるだろう」と語っています。
北韓は去年1月、中国からの新型コロナウイルスの流入を防ぐとして国境を閉鎖して以降、韓国をはじめ他国の支援を全面的に拒否していて、これまで中国やロシア、国際機関を通じた診断キットの提供や防疫物品の支援しか受けつけていないと言われます。

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