来月のソウル市長の補欠選挙に向けて、与党「共に民主党」と2大政党を除く「第3極」の候補者選びがそれぞれ行われ、共に民主党は前・中小ベンチャー企業部長官の朴映宣(パク・ヨンソン)氏を、「第3極」は野党「国民の党」の代表、安哲秀(アン・チョルス)氏に候補を一本化しました。
「共に民主党」は1日、候補者を決める党内選挙が行われ、朴映宣氏が69.6%の得票率で圧勝し、公認候補に選ばれました。
朴氏は、候補受諾演説で「実証済みの行政力と推進力で、ソウル市が抱える問題を解決する」と語り、与党候補としての力を強調しました。
与党「共に民主党」と最大野党「国民の力」の2大政党を除く、いわゆる「第3極」では、「国民の党」の安哲秀氏が選ばれ、野党陣営の統一候補を目指すことになりました。
安氏は、「国民の力」の候補が選ばれ次第、一本化に向けて交渉するとして、野党統一候補の必要性を強調しました。
「国民の力」は、公認候補選びを3日後に控えた1日、呉世勲(オ・セフン)氏ら4人による最後の合同討論会を開きました。
「国民の力」は、安氏との候補者一本化交渉に向けた準備も進めています。
交渉の焦点となるのは、一本化のための世論調査の方式です。
調査の対象から、共に民主党の支持者を除くか、評価項目を候補の競争力とするか、適格性とするかなどをめぐって論争が繰り広げられるものとみられます。