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去年、韓国の一人当たりのGNI=国民総所得は、3万1755ドルと、前の年より1.1%減少し、2年連続の前年比マイナスとなりました。
新型コロナウイルスによる景気悪化や、ウォン安ドル高が背景にあるとみられています。
韓国銀行のまとめによりますと、2020年の一人当たりGNIは、3万1755ドルと、2019年の3万2115ドルより1.1%減少し、2年連続の前年比マイナスとなりました。
一人当たりのGNIが、2年連続で前年比減少となったのは、金融危機に見舞われた2008年から2009年以来およそ10年ぶりです。
GNI減少の背景には、新型コロナウイルスによる景気悪化や、ウォン安ドル高があるということです。
2020年の実質GDP=実質国内総生産は、2019年に比べ、1.0%減少しました。これは、1月に発表した速報値と同じですが、2020年10月から12月期の実質GDPは2019年に比べ1.2%増加し、速報値より0.1%高くなっています。