IMF＝国際通貨基金は、世界経済のことしの成長率が6%になるとの見通しを示しました。
ことし1月の見通し5.5%よりも0.5ポイント上方修正された成長率で、IMFは、新型コロナウイルスのワクチン接種の拡大と、各国の財政支援などの影響で、世界経済が早いスピードで回復するとみています。
アメリカをはじめ世界の主要国でワクチン接種が早いスピードで進み、ことし上半期までに新型コロナが落ち着くと予想したほか、アメリカが大規模な財政支援に乗り出したことや、新型コロナの影響で急変する環境に企業が上手く対応したことが、経済成長率の回復につながるとしています。
IMFは、アメリカのことしの経済成長率の見通しを去年のマイナス3.5%から6.4%に上方修正し、来年は3.5%になると予想しました。
これを受けてCNNは、「ことしは、ワクチン接種と大規模は浮揚策を通じて、アメリカがレーガン政権時代の1984年以降もっとも大きい成長率を達成するとIMFが予想した」と伝えました。
また、日本のことしの経済成長率は3.3%で来年は2.5%、中国はことし8.4%で来年は5.6%になると予想しました。
また、韓国のことしの経済成長率はことし1月の見通しよりも0.5ポイント高い3.6%になると予想し、来年は2.8%になるとの見通しを示しました。
韓国の去年の経済成長率はマイナス1%で、1月の見通しよりも0.1ポイント高い結果となりました。