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経済

自動車用半導体不足で部品メーカーの5割が減産へ

Write: 2021-04-07 10:20:51Update: 2021-04-07 16:37:48

自動車用半導体不足で部品メーカーの5割が減産へ

自動車用半導体不足が長期化することで、世界の自動車業界の売り上げが大幅に減少することが予想されているなか、韓国の完成車メーカーも本格的な減産に入ります。
韓国自動車産業協会が6日に明らかにしたところによりますと、自動車用半導体不足の影響で、韓国の完成車メーカーが今月から本格的な減産に入り、部品メーカーの直近の納品量が従来よりも10~20%減少したということです。
加えて、自動車用半導体の価格が20%近く引き上げられ、部品メーカーの資金繰りがさらに悪化しています。
自動車産業界が今月2日に1次~3次ベンダー53社を対象にアンケート調査を行った結果、自動車用半導体不足の影響で減産していると答えた業者はおよそ半分の48.1%に上ることがわかりました。
また、40%以上はことし第1四半期の売上高と営業利益が去年よりも減少したと答え、49.1%が資金難に陥っていると答えました。
完成車メーカーが減産に入ったことで一部の部品メーカーでは3日間勤務し、2日間休業する方式で生産量を調節しているということです。
韓国の自動車メーカーだけでなく、トヨタやフォード、フォルクスワーゲンにいたるまで、自動車用半導体不足により生産に支障が出ていて、ことしの世界の自動車業界の損失はおよそ69兆ウォンに達すると予想されます。
自動車用半導体は、収益性が低いうえ、リコールなどのリスクが高く、参入障壁も高いため、供給を増やすのが難しいとされています。
今後電気自動車と自動運転車などの割合が高くなると、自動車用半導体の需要もさらに大きくなると予想されるだけに、政府と自動車業界の需給戦略が急がれるとの指摘が出ています。

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