アメリカ国務省は現地時間の6日、韓国など同盟国と緊密に協力し、中国の挑戦に対応すると明らかにしました。また、北韓問題については、アメリカの北韓政策の中心は非核化だと改めて強調しました。
アメリカの政府系メディアVOA＝ボイス・オブ・アメリカは、国務省の関係者の話として、「中国がわれわれの安全保障や繁栄、価値に与える挑戦と、われわれがこの競争にどう対応するかは、21世紀を規定するうえで非常に重要だ」と述べたと伝えました。
そのうえで、「中国の攻撃的で強圧的な行動と結合した軍の現代化は、インド太平洋地域と世界におけるアメリカの国益への緊急の課題となっている」と述べました。
そして、今月3日に開かれた韓中外相会談で中国の王毅外相が、韓国に対して５Gや半導体分野での協力を要請したことについて、「バイデン政権は、有利な位置で中国の挑戦に対応する」とし、「その過程で韓国と他の同盟国と緊密に協力する」と強調しました。
また、王毅外相が韓国側に、北韓が抱く安全保障への合理的な懸念への解決に向け、協力を求めたことについて、「非核化は引き続きアメリカの北韓政策の中心だ」とし、「北韓へのアプローチにおいて成果を出すためには、条約で同盟を結んだ韓国、そして日本と歩調を合わせて進める必要がある」と述べました。