来年3月の大統領選挙の前哨戦と位置づけられているソウルと釜山(プサン)の市長などを選ぶ再選挙・補欠選挙の投票が、7日午後8時に締め切られ、出口調査の結果、ソウルと釜山のいずれでも野党候補が優勢であることがわかりました。
韓国放送協会とKBS、MBC、SBSの地上波テレビ3局でつくる放送社共同予測調査委員会(KEP)は、投票が始まった7日午前6時から午後8時まで、全国3459か所のうち80か所の投票所で出口調査を行いました。
その結果、ソウル市は最大野党「国民の力」の呉世勲(オ・セフン)候補が59.0%で、37.7%の与党「共に民主党」の朴映宣(パク・ヨンソン)候補を21ポイントあまりリードしました。
釜山市は、野党「国民の力」の朴亨埈(パク・ヒョンジュン)候補が64%で、33%の与党「共に民主党」の金栄春(キム・ヨンチュン)候補を31ポイント、リードしました。
ソウル市の場合、朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長が2011年の補欠選挙で初めて当選し、連続3選を果たしているため、ソウル市が新しい市長を迎えるのは10年ぶりとなります。
今回の選挙は、文在寅(ムン・ジェイン)政権の4年間に対する中間評価の意味合いもあるとされ、結果によっては残り任期の国政運営に大きく影響するとの見方が出ています。
新しい市長の任期は前任者を引き継ぎ、来年6月までです。
この調査の信頼水準は95%、標本誤差はソウル±1.7ポイント、釜山±2.3ポイントです。