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韓国の少子化が深刻であることを示す、国連の報告書が発表されました。
国連人口基金(UNFPA)は14日(現地時間)、2021年の世界人口に関する報告書を発表しました。
それによりますと、1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率が、韓国は1.1人で、198か国のうち最下位でした。
2019年には1.3人で192位だった韓国の合計特殊出生率は、去年初めて最下位となり、2年連続で最下位が続いています。
韓国は、全体の人口に占める0歳から14歳の割合も12.3%で、日本と並び、最下位となりました。
一方、65歳以上の人口が占める割り合いは16.6%で、去年の15.8%から0.8ポイント増加して世界平均の9.6%を大きく上回り、198か国のうち42番目に高い割り合いとなりました。
高齢化の割り合いが最も高いのは28.7%の日本で、イタリア(23.6%)、ポルトガル(23.1%)があとに続きました。