中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は16日までに新たに673人の感染が確認され、累計で11万2789人になりました。
1日の新たな感染者673人のうち、国内での感染は652人で、残りの21人は海外からの入国者でした。死者は2人増えて合わせて1790人になりました。
感染者の半数以上は無症状とされるなか、防疫当局は、重症患者や死者の発生を防ぐことに対策の焦点を当てており、中央防疫対策本部は15日、高齢者や基礎疾患がある人など重症化リスクが高い人を優先した感染予防対策とワクチン接種計画を立てていると述べました。
ワクチン接種が進み、重症化のリスクが高い人たちの感染症に対する防御力が十分に形成されるまでは、ハイリスク群を最大限保護するため「被害の最小化」を目指した政策を実施するとしています。
一方、新型コロナウイルスのワクチンを接種した人は、15日までにおよそ137万9000人となっています。
中央災害安全対策本部は、「ワクチン接種が加速化している」とし、「11月までには必ず集団免疫の形成を達成する」と強調しました。
政府は、今月末までに全国すべての市・郡・区に1か所以上の接種センターを設置し、300万人以上が1次接種を受けられるようにするとしています。