洪楠基（ホン・ナムギ）国務総理代行は18日、「新型コロナウイルスのワクチン接種を4月までに300万人、6月までに1200万人が受けるのが目標だ」と述べました。
洪総理代行は18日、国務総理代行として初めて主宰した中央災害安全対策本部の会議で「11月までの集団免疫獲得に向け、ワクチン接種の速度を上げるのが非常に重要だ」と強調しました。
そのうえで、「ワクチンの早期確保、追加契約、国内での受託生産の拡大などに向けた外交努力など、様々な取り組みを展開している」と述べました。
新型コロナ予防接種対応推進団によりますと、18日までに韓国国民の2.91%に当たる151万2503人がワクチン接種を終えたということです。
また洪総理代行は、新たな感染者の数が4日連続で600人を超えていることに触れ、「流行の第4波の可能性があるため、さらに緊張感と責任感を持って対応する」と述べたうえで、「国務総理代行の期間中に、感染症対策に空白が生じないように最善を尽くす」と強調しました。
丁前国務総理の辞任を受け代行を務めている洪総理代行は、後任に指名された金富謙（キム・ブギョム）前行政安全部長官が国会での人事聴聞会を経て正式に任命されるまで国務総理代行を務める予定となっています。