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国際

「汚染処理水の監視チームに韓国からの参加を希望」 IAEA事務局長

Write: 2021-04-21 10:19:47Update: 2021-04-21 10:30:17

「汚染処理水の監視チームに韓国からの参加を希望」 IAEA事務局長

Photo : YONHAP News

IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は、東京電力福島第一原発の汚染処理水を海洋放出する過程をモニタリングする専門家チームに、韓国の専門家が参加することを希望すると明らかにしました。
グロッシ事務局長は、聯合ニュースとのインタビューで、汚染処理水の海洋放出の過程をモニタリングする専門家チームに韓国の専門家が参加することについて、「韓国はもっとも大きな懸念を示した国の一つだ」とし、「ぜひ参加してほしい」と答えました。
そのうえで、韓国には原子力分野の専門家が多いとし、「韓国からの専門家たちとの協業は、非常に価値がある」と述べました。
グロッシ事務局長が、韓国メディアのインタビューに応じたのは今回が初めてです。
グロッシ事務局長によりますと、汚染処理水の海洋放出に関する技術的問題を議論するため、年内に最初の専門家チームを日本に派遣する計画で、グロッシ事務局長も海洋放出が始まる前に日本を訪問する予定だということです。
しかし、この専門家チームが日本を訪問する目的は、「海洋放出の手続きが基準に従って進められるか確認するためだ」とし、調査という表現を使うことについては、反対の立場を示しました。
また、グロッシ事務局長は、事故で発生した汚染処理水と、原発を運営するうえで一般的に発生する冷却水を比較するのは難しいとの指摘についてはある程度認めつつも、基本的な処理過程は同じだと反論しました。
グロッシ事務局長は、「IAEAの任務は、海洋放出のすべての過程が国際基準に従って合意した範囲内で行われることを明確にすることだ」とし、「IAEAは中立的で公正な専門家機関であり、われわれは偏見を持っていない」と強調しました。

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