韓国では、1日の新たな感染者が前の日に比べて200人近く増え、1週間ぶりに700人台を記録しました。去年11月中旬から本格化した新型コロナ流行の第3波が終息しないまま、感染拡大第4波の初期段階に入った様相を見せています。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は21日までに新たに731人が確認され、累計で11万5926人になりました。 
1日の新たな感染者731人のうち、国内での感染は692人で、残りの39人は海外からの入国者でした。地域別には、ソウル211人、京畿道（キョンギド）225人、仁川（インチョン）13人で、首都圏が全体のおよそ64.9％を占める449人でした。
重症患者は116人、死者は4人増えて1806人になり、韓国の致死率は1.56%になりました。
一方、教育部は、ソウル地域の生徒と教職員を対象に前もって行なうPCR検査を来月初めからテスト運営するほか、今月21日から3週間、全国の学校と塾を対象に、集中防疫期間を運営すると発表しました。
集中防疫期間の間は、マスクの着用や社会的距離の確保など、５つの予防ルールを守っているか点検するほか、幼稚園や学校、大学、塾に対する防疫措置を強化するということです。
また、ソウル以外の地域への拡大については、テスト運営の結果を踏まえて検討する予定だということです。