韓国は去年、国の経済規模で世界トップ10に返り咲き、少なくとも2026年まではトップ10を維持するだろうとする見通しが発表されました。
アメリカCNBCがIMF=国際通貨基金がまとめた去年の資料を分析したところ、名目GDP=国内総生産の順位で、従来の1位から4位のアメリカ、中国、日本、ドイツはそのままで、5位だったインドと6位だったイギリスの順位が入れ替わりました。
去年、新型コロナウイルスへの対応で厳重な封鎖措置をとったインドは経済規模が9%落ち込み、今もなお多くの感染者が出ていて、先週の全世界の新規感染者の28%がインドで発生しました。
一方、世界で新型コロナウイルスによる死者が2番目に多いブラジルが12位に下落したことで、韓国は2019年の12位から10位へと順位が上がりました。
2005年以来、2017年まではトップ10入りできずにいた韓国は、2018年にトップ10入りするも翌年に12位に下落し、去年、再びトップ10に返り咲きました。
CNBCとIMFは、韓国は少なくとも2026年までトップ10を維持するものと分析しています。
また、IMFはことしの韓国の経済成長率の見通しを3.6%としています。