食品医薬品安全処は23日、新型コロナウイルス感染症の自己検査キット2種類について、正式許可まで一時的に使用できるよう『条件付き許可』を出したと明らかにしました。
自己検査キットは、個人が自宅で検査できるようにした検査キットで、鼻に綿棒を入れて検体を採取し、新型コロナウイルスの感染をその場で素早く確認できるもので、陽性の場合は、ただちにPCR検査を受ける必要があります。
今月末または来月初めから薬局やインターネットなどで購入できるようになります。
食品医薬品安全処は、「自己検査キットはPCR検査に比べると精度が落ちるため、あくまでも補助的な検査手段として活用しなければならない」と説明しています。
条件付きの許可が出た製品はSDバイオセンサー社とヒューマシス社のもので、いずれも海外に輸出されています。
感度、つまり感染者を陽性と判定する確率は、SDバイオセンサー社のものが82.5%、ヒューマシス社のものが92.9%で、特異度、つまり非感染者を陰性と判定する確率はSDバイオセンサー社のものが100%、ヒューマシス社のものが99%となっています。