中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は4日までに新たに541人が確認され、累計で12万4269人になりました。
1日の新たな感染者541人のうち、国内での感染は514人で、残りの27人は海外からの入国者でした。
子どもの日や父母の日などが続く5月を迎えたことで、家族の集まりなどイベントが多くなっていることや、感染力が強いとされる変異したウイルスの国内への流入が続いていることで、懸念が高まっています。
変異したウイルスによる感染は現在、全体のおよそ15%に上っています。
死者は6人増えて、累計で1840人になりました。
一方、政府は今月と来月で、合わせて1420万回分の新型コロナワクチンを供給することになり、6月末の上半期までに最大で1300万人への接種を完了することを目指しています。
75歳以上に限られていた高齢者への接種は、対象をさらに広げ、今月27日から65歳から74歳のまでの494万人、来月7日からは60歳から64歳までの400万人が、アストラゼネカのワクチンの接種を受けることになります。
政府は接種を円滑に進めるため、全国に接種センター20か所をさらに設置するほか、3000人あまりの医療スタッフを上半期中に採用する方針です。