韓国では、新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種を済ませた人が21日までに、1501万人を超え、総人口の30％近くに上りました。 
2回目の接種まで済ませた人は、404万人あまりとなっています。
政府は、今月末までは、高齢者や重症化するリスクの高い人への2回目の接種に集中し、来月から1回目の接種のスピードを上げていく方針です。
新型コロナワクチンの接種は、7月から9月までの第3四半期に、18歳から59歳までの人に対象が広がりますが、政府は、ワクチンの供給は予定通り行われるとみています。
一方、新型コロナウイルスの感染者は21日までに、新たに357人が確認され、累計で15万1506人になりました。
1日の新たな感染者数357人は、3月23日以来、90日間でもっとも少ないものです。
地域別には、ソウル127人、京畿道（キョンギド）88人、仁川（インチョン）7人と、首都圏だけで全体の70％に当たる222人でした。
死者は2人増えて、合わせて2004人になり、韓国の致死率は1.32%となりました。
中央事故収拾本部は21日の会見で、「2週連続で週間の感染者数が減少していて、減少傾向にあるとみている。ワクチン接種の効果や季節的な要因が影響したようだ」と話しています。