中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は23日までに、新たに645人が確認されました。 地域別には、ソウル228人、京畿道（キョンギド）180人などです。
新たな感染者数は、週末の検査数が少ないことが影響して週明けには減少傾向にありましたが、大田（テジョン）などで集団感染が発生し、再び増えました。
中央災害安全対策本部の権德喆（クォン・ドクチョル）第1次長は23日、新型コロナ対応を話し合う会議で、新しく見直した「社会的距離の確保措置」が施行される来月から、人との接触が増えると見込まれるため、さらに高い水準の自主予防を徹底してほしいと呼びかけました。
特に、従来のウイルスよりも感染力が強いとされる変異ウイルスの感染拡大が続くと、減少傾向にある感染状況が再び悪化するか可能性があるとして懸念を示しました。
ここ1週間、韓国でイギリス、南アフリカ、ブラジル、インド由来の４つの変異ウイルスに感染した人は、合わせて261人となりました。
去年12月以降、インドで初めて確認されたデルタ株に感染した人は合わせて190人で、４つの主な変異ウイルスのなかでは、イギリスで初めて確認されたアルファ株に次いで２番目に多い数です。
さらに、ここ1週間発生したデルタ株の感染者35人のうち、国内での感染事例は19人で、海外からの感染事例の16人を上回りました。