韓国の医薬品メーカーが来年までに「メッセンジャーRNA(mRNA)」技術を用いた新型コロナワクチンを開発し、2023年以降には年間10億回分以上生産することを目標とするコンソーシアムが結成されました。
保健福祉部と韓国製薬バイオ協会は29日、韓米薬品、STファーム、GC緑十字の3社が中心となり、韓国革新医薬品コンソーシアム(KIMCo)が支援する「次世代メッセンジャーRNAワクチンプラットフォーム技術コンソーシアム」を結成したと発表しました。
今回発足したコンソーシアムは、ワクチンの原料や製造、新薬開発分野で強みを持つ医薬品メーカーで構成され、メッセンジャーRNA技術を用いた新型コロナワクチンのプラットフォーム技術を確保するとともに、大量生産システムを備え、ワクチンの国内自給と輸出基盤を整えるために結成されたということです。
今後コンソーシアムは、ワクチン開発のためのプラットフォーム技術や脂質ナノ粒子(LNP)の生産など、原料や基本技術、大量生産分野をリードしている韓米薬品、STファーム、GC緑十字の力を結集し、2年以内にワクチンの独自開発と生産を実現する計画です。