メニューへ 本文へ
Go Top

国際

集団感染発生の清海部隊 20日に隊員全員帰国

Write: 2021-07-21 01:26:11Update: 2021-07-21 09:28:58

集団感染発生の清海部隊 20日に隊員全員帰国

Photo : YONHAP News

新型コロナウイルスの集団感染が発生した韓国海軍「清海(チョンへ)部隊」の隊員全員が20日、韓国に帰国しました。
集団感染が発生した「清海部隊」の隊員を帰国させるため現地に派遣された韓国空軍の輸送機2機は、20日午後6時ごろに韓国に到着しました。
アフリカ東部ソマリア沖のアデン湾に海賊対策のため派遣された「清海部隊」の駆逐艦では15日に初めて感染者が発生してから感染が拡大し、これまでに全体の301人のうち247人、隊員の8割以上が感染していることが確認されています。
この日帰国した隊員は、現地で行ったPCR検査で陰性と判定された隊員も含め、複数の医療機関で隔離されています。隊員は改めてPCR検査を受ける予定で、このPCR検査で陰性が確認されても隔離は当分続くということです。
「清海部隊」の集団感染を巡っては、政府の対応に不備があったとして責任を問う声が出ています。「清海部隊」は、韓国で兵士を対象とするワクチン接種が始まる前のことし2月に出航していて、隊員は全員ワクチンを接種していませんでした。しかし寄港地などで現地の人との接触が頻繁に行われたにもかかわらず、韓国軍当局は、国連や派兵国と連携した新型コロナワクチンの接種計画を立てていませんでした。
これについて、徐旭(ソ・ウク)国防部長官は20日午前、「隊員に対するワクチン接種努力に不備があった」として謝罪しました。徐長官は、海外に派遣される部隊の感染防止対策の問題点を洗い出し、全ての兵士たちがより安全に任務に臨むことができるよう、対策を見直す考えを示しました。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >