西アフリカのギニア湾、ベナン近海でことし6月に海賊に拉致されたマグロ漁船の船長ら韓国人4人が、無事解放されました。
外交部が2日、明らかにしたところによりますと、ことし6月1日に西アフリカ・ギニア湾のベナン近海で操業中に海賊に襲撃され、拉致された船長ら韓国人4人は、62日ぶりに無事解放されました。
4人の健康状態はおおむね良好で、現地の公館が用意した安全な場所で保護されているということです。
外交部は、行政手続きが終わり次第、航空便で帰国させる方針です。
韓国人4人とともに拉致されたフィリピン人の船員1人も解放され、韓国外交部が帰国の手続きを支援しているということです。
ことし5月20日に西アフリカのギニア湾で海賊に襲撃され、韓国人船長と船員の中国人3人、ロシア人1人の合わせて5人が拉致された事件では、41日ぶりとなることし6月29日に全員解放されています。
外交部は、これで西アフリカのギニア湾で発生した拉致事件2件は、いずれも無事解決したと明らかにしました。