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サイエンス

韓国型ロケット「ヌリ」の起立作業完了 最終的な機能点検へ

Write: 2021-08-27 11:31:28Update: 2021-08-27 11:43:15

韓国型ロケット「ヌリ」の起立作業完了 最終的な機能点検へ

Photo : YONHAP News

韓国の国産ロケット「ヌリ」は、10月の打ち上げを目指して最終点検のため、実際にロケット本体を発射台に設置する作業が完了しました。
科学技術情報通信部は26日、韓国の独自技術で開発したロケット「ヌリ」について、ウェット・ドレス・リハーサル(WDR)と呼ばれる最終的な点検作業に向け、ロケット本体を発射台に移し、起立させる作業を行ったと発表しました。
ウェット・ドレス・リハーサルは、実際の打ち上げと同じ状況をシミュレーションし、ロケットのすべてのシステムが正常に機能するかを試験するもので、ロケットを発射台に立てて零下183度の酸化剤を充てんしたり排出させたりして、機体が極低温環境で正常に機能するかどうかを確認します。
27日に酸化剤の充填・排出作業が行われる予定です。
当初は24日に行う予定でしたが、台風12号の上陸で延期になっていました。ウェット・ドレス・リハーサルの結果の分析には1週間ほどかかり、特に問題なく終われば、「ヌリ」は本格的な発射準備に入りますが、補完すべき点が見つかれば対処した上で発射準備に移ることになります。
「ヌリ」は、10月21日の打ち上げを目指していますが、最終的な打ち上げ日はウェット・ドレス・リハーサルの結果を分析したうえで、9月末に開かれる発射管理委員会で決まります。
「ヌリ」は1.5トン級の実用衛星を地球を周回する低軌道に乗せることができる3段式ロケットで、2010年に開発が始まりました。

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