国内外の製薬会社が新型コロナウイルスの飲み薬タイプの治療薬を開発していることについて、韓国政府は9日、開発状況を見ながら購入契約を進める考えを示しました。
中央防疫対策本部のチョン・トンリョン総括調整チーム長は、9日の定例会見で、「海外では、アメリカのMSDとファイザー、スイスのロシュの3社が飲み薬タイプの治療薬を開発中と認識しており、多様な可能性を念頭に交渉を行っている」と述べました。
飲み薬タイプの治療薬は、点滴や注射の必要もなく、在宅療養でも使いやすいところから、開発されれば軽症の患者に投与して重症化を抑える効果が期待されます。
飲み薬の購入予算は、すでに今年度の補正予算で168億ウォンが割り当てられており、来年度の政府予算案にも194億ウォンが計上されています。
韓国でも、チンウォン生命科学が開発に当たっていて、現在、第2相試験を行っているところです。
チョン・トンリョン チーム長は、「飲み薬が開発されれば、流行を抑えるのに役立つと期待されるが、予測することは難しい。さまざまな可能性を念頭に、購入に向けた協議を行っている」と説明しています。