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社会

韓国に5250万ドル投資へ 米国サイティバ社

Write: 2021-09-22 12:42:24

韓国に5250万ドル投資へ 米国サイティバ社

Photo : YONHAP News

ワクチンの原材料と副資材を生産しているアメリカのサイティバ(Cytiva)社が、来年から3年間に、5250万ドル、韓国ウォンにして621億ウォンを韓国に投資することにしたと、大統領府青瓦台が明らかにしました。
サイティバ社は、アメリカを拠点に世界40か国で従業員7000人をかかえる、医薬品のためのバイオ関連製品などを作る企業で、現地時間の21日、ニューヨークのホテルで、韓国政府との間でワクチン協力協定を結び、文在寅(ムン・ジェイン)大統領も同席しました。
この協定締結は、ことし5月の韓米首脳会談で合意した「韓米グローバル・ワクチンパートナーシップ」を実現する第一歩となるもので、サイティバ社は、今後の計画などを盛り込んだ投資申告書を韓国の産業通商資源部に提出しました。
新型コロナが発生してから、世界的なワクチンの原材料・副資材メーカーが韓国に製造施設の設立を届け出たのは、これが初めてです。
サイティバ社は、韓国のグローバル製薬メーカー「セルトリオン」や「サムスン・バイオロジックス」などにも、ワクチンの原材料と副資材を提供しており、今回の投資を通じて使い捨て細胞培養バックなど、世界的な供給不足が続いているワクチンの原材料と副資材を韓国で製造し、国内外に供給する計画です。
サイティバ社が韓国への投資を決めたことについて大統領府青瓦台は、「韓国が世界第2位のバイオ医薬品製造能力を備えていることや、グローバルワクチンのハブ化に向けた戦略で今後5年間に2兆2000億ウォンの投資計画があることを踏まえたものとみられる」と説明しています。
この日は、韓国のワクチン関連企業と研究機関に対しても、それぞれ4件の了解覚書が締結されました。
文大統領は、サイティバ社が韓国への投資を決めたことを歓迎するとともに、「原材料と副資材の供給からワクチンの開発と製造にいたるまで、幅広い協力を通じて韓米両国のワクチン製造の基盤がさらに強固になる」と語りました。

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