オーストリア・ウィーンで開かれたIAEA=国際原子力機関理事会で、次期議長国に韓国が初めて選出されました。
35か国で構成されるIAEA理事会は、IAEAの実質的な意思決定機関で、北韓やイランの核問題など核の検証や査察などを議論し、年1回開かれる総会で対策を勧告します。
IAEA理事会の議長国は、８つの地域が持ち回りで務めることになっていますが、韓国や日本が含まれる極東地域に議長国の割り当てが回ってきた7回のうち日本が６回を務めています。今回は韓国が早くから立候補する意向を示し、中国、日本、ベトナム、モンゴル、フィリピンの極東５か国から事前に了解を得たということです。
韓国は今月から来年9月までの1年間、議長国を務めることになります。
外交部は「北韓の核問題など、韓半島の平和定着に向けた国際社会の支持をより強固にしていきたい」と述べました。