韓国政府は「段階的な日常の回復」へシフトする際の基準として「国民の70％のワクチン接種完了」を掲げていますが、今月にもその目標を達成するものと見られています。
新型コロナウイルス予防接種対応推進団によりますと、国内のワクチン接種完了者は14日午前０時の時点で合わせて3120万8900人で、人口の60.8％となりました。18歳以上の成人だと70.7％となっています。
防疫当局は、最近の接種のスピードを考慮すれば、あと10日あまりで接種完了率70％を達成できるものと見通しています。
これを受けて政府は、今月末までに段階的な日常回復に向けた具体的なロードマップを作成・発表し、来月初めからは実際にロードマップを施行する計画だということです。
一方、政府は、変異ウイルスのデルタ株の流行や接種を終えた人が感染する、いわゆる「ブレイクスルー感染」が相次いでいることから、今月から３回目の接種「ブースター接種」も行っています。
政府は、新型コロナウイルス関連の医療従事者や60歳以上の高齢者などに対するブースター接種の計画を発表したほか、ヤンセンファーマ製の接種者に対しても追加接種を行う計画です。