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韓半島

駐朝ルーマニア大使館が閉鎖 EU加盟国の在外公館、全て撤収

Write: 2021-10-15 15:20:57Update: 2021-10-15 19:44:48

駐朝ルーマニア大使館が閉鎖 EU加盟国の在外公館、全て撤収

Photo : KBS News

EU=ヨーロッパ連合の加盟国のなかで唯一、北韓に大使館を置き運営を続けてきたルーマニアが大使館を閉鎖しました。
アメリカの北韓専門メディアNKニュースは14日、平壌(ピョンヤン)にあるルーマニア大使館に残っていた職員2人が、今月9日、中国へ撤収し、大使館を閉鎖したと報じました。
ルーマニア外交部は、「北韓当局が実施した新型コロナウイルス対策が強化されたことで、平壌にあるルーマニア大使館の活動が10月9日に中断された」とアメリカ自由アジア放送に明らかにしました。
去年初め、北韓が新型コロナの世界的な感染拡大の影響で国境を封鎖して以降、イギリス、ドイツ、イタリア、ポーランド、スウェーデン、チェコ、ブルガリアなど、ヨーロッパの国々が相次いで北韓にある在外公館を閉鎖しています。
国連のトマス・オヘア・キンタナ北韓人権状況特別報告者は今月8日、国連に提出した報告書で、「平壌にある在外公館25か所のうち、ことし7月の時点で、9か所の外交スタッフだけが北韓で活動を続けている」と明らかにしました。
NKニュースによりますと、現在中国、キューバ、エジプト、ラオス、モンゴル、ロシア、シリア、ベトナムの8か国が、北韓で在外公館の運営を続けているということです。
韓国の外交部当局者は15日、記者団に対して「関心を持って状況を見守っており、しっかり把握している」と述べました。
こうしたなか、安全保障理事会の対北韓制裁の履行と、非核化交渉に与える影響について、「どんな状況が発生しても政府は、韓米同盟や国連などと緊密に協議したうえで、制裁問題を含めた関連の措置に支障が出ないよう進めていく」明らかにしました。
一方、NKニュースは15日、複数の消息筋の話として、「北韓の外務省が、新型コロナの大流行以降、初めてブリュッセルに代表団を派遣する」と報じました。
ドイツのベルリンに駐在している北韓の外交官2人が今月末、ベルギーのブリュッセルにあるEU議会を訪問する予定だということです。
EU加盟国が、北韓にある在外公館をすべて閉鎖したのを受け、新型コロナの流入を懸念し、外交活動を中断しようとしていた北韓が慌てて方針を変更したものと見られています。

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