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サイエンス

砕氷船「アラオン号」 南極での探査活動再開へ

Write: 2021-10-20 14:42:37Update: 2021-10-20 14:54:34

砕氷船「アラオン号」 南極での探査活動再開へ

Photo : YONHAP News

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で停止していた韓国初の砕氷船「アラオン号」の南極での探査活動が再開されることになりました。 
「アラオン号」は20日、韓国南部の光陽(クァンヤン)港を出発し、6か月間の南極に向けた航海を始めます。
「アラオン号」は、南極のスウェイツ氷河などで気候変動が南極に及ぼす影響などについて調査する予定です。
スウェイツ氷河は、南極の氷河のなかでも溶け出すスピードが非常に速く、韓国はおととしからアメリカやイギリスなどとともにこの氷河について研究を続けています。
「アラオン号」は厚さ1300メートルの氷河を砕き、無人潜水艇を投入して海水温や塩分などの変化を観測する予定です。
韓国極地研究所の研究チームは、韓国第2の南極基地、「張保皐(チャンボゴ)基地」から1600キロ離れた南極内陸部の「ドームCアイスコア」への到達を目標に、陸上ルートの開拓に乗り出します。
これに成功すれば、韓国はアメリカに次いで2番目に長い南極内陸部の陸上ルートを確保することになります。
「ドームCアイスコア」では83万年前にさかのぼる氷が採取されるほど、保存状態が良いとされます。
アラオン号は、南極ロス海周辺の生態系保護のための研究も行います。
一方、韓国第1の基地「世宗(セジョン)基地」はこの1年間の海底地震計のデータを回収し、リアルタイムの地震分析のための広帯域地震観測所を設置する予定です。

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