魯圭悳(ノ・ギュドク)韓半島平和交渉本部長は、アメリカ国務省のソン・キム北韓担当特別代表と終戦宣言をめぐって真摯な協議を行ったと明らかにしました。
訪米日程を終えて帰国した魯本部長は20日、空港でのインタビューで「終戦宣言の協議は真摯に行われており、韓米外相会談や安保室長協議など高官級協議に続き、ソン・キム代表との実務レベルでの協議も行った」と明らかにしました。
魯本部長は、最近の北韓によるSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの試験発射については「韓日米3国の代表が揃って懸念を示し、それだけに北韓との対話再開が急がれるという点で一致した」と述べました。
また、北韓が終戦宣言を受け入れる可能性について聞かれたのに対し、「北韓から出される談話や演説などを綿密にチェックしている。終戦宣言に関する提案が今後どのように取り扱われるかは、もう少し見守る必要がある」と説明しました。
さらに、「ソン・キム代表とは今週末、ソウルでまた会うことになっていて、終戦宣言をめぐって認識を共有できるものと期待している」と付け加えました。
ソン・キム代表は22日に韓国を訪問し、23日に魯本部長と面談する予定です。
魯本部長は、北韓の核問題をめぐる協議のため、16日から19日までアメリカを訪問しソン・キム代表、日本の船越健裕アジア大洋州局長と韓米、韓日、韓日米間の協議を行いました。