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国際

国連安保理の緊急会議、北韓のSLBM発射に関する声明採択せず終了

Write: 2021-10-22 13:15:31Update: 2021-10-22 15:28:11

国連安保理の緊急会議、北韓のSLBM発射に関する声明採択せず終了

Photo : YONHAP News

北韓が今月19日、東部咸鏡南道(ハムギョンナムド)新浦(シンポ)付近の海上からSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを発射したのを受け、国連安全保障理事会が非公開で緊急会議を開催しましたが、共同声明は採択されませんでした。
安保理はニューヨークの国連本部で現地時間の20日、緊急会議を開き、北韓を非難する共同声明の採択などについて議論しましたが、採択には至りませんでした。
アメリカとイギリスなどが北韓の安保理決議違反について、国際社会がまとまって声を上げなければならないと主張した一方、中国とロシアは、関係国が自制する必要があるとの立場を強調したということです。
アメリカのグリーンフィールド国連大使は非公開会議に先立ち、「北韓によるSLBM発射は、安保理決議違反であり、国際平和と安全保障を脅かしている」と批判しました。
しかしアメリカ政府は、安保理での議論とは別途に、北韓と前提条件なしの対話を推進する方針に変わりはないとの立場を示しています。
これは、北韓問題に対する関与と対話が再開されない限り、核問題や大量破壊兵器の拡散を平和的に防ぐ方法がないとの認識によるもので、最近も韓日米の外交安全保障の当局者や情報機関トップが対話の再開に向け相次いで議論しています。
またアメリカ国務省のシャーマン副長官は北韓との接触に乗り出したことを明らかにし、北韓の反応を促したものの、北韓は未だにこれといった動きを見せていません。
こうしたなか、アメリカのナンシー・ペロシ下院議長は、国際安全保障財団での演説で、北韓を不良国家だと批判し、北韓が大量破壊兵器の能力をアピールするのは、海外への販売を進めるためだと指摘しました。

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