麻酔薬プロポフォールの違法投与を受けたとして起訴されたサムスングループ経営トップの李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長に対し、ソウル中央地裁は26日、求刑通り罰金7000万ウォン、追徴金1702万ウォンの判決を言い渡しました。
全身麻酔に使われるプロポフォールは、韓国では向精神薬として麻薬類に指定されていて、李氏は2015年1月から去年5月にかけ、ソウル市内の美容外科で41回にわたり医療以外の目的でプロポフォール投与を受けた罪に問われていました。
今回の判決で、ソウル中央地裁の裁判長は「投与した量が非常に多く、罪は軽くない」と指摘しました。
判決について李副会長は、「医療目的で投与を受けたが、反省している」と述べたということです。