次期大統領選で最大野党「国民の力」の公認候補、尹錫悦（ユン・ソンニョル）氏は、「韓日関係を過去に縛りつけるような誤ちを繰り返さない」とする考えを示しました。
尹氏は25日、ソウルで開かれた国際フォーラムで「新しい韓日関係」について「国民を親日と反日に分断し、韓日関係を過去に縛りつけるような誤ちを繰り返さない」として、「国内政治に外交を利用しない」と述べました。
尹氏はまた「現政権に入って韓日関係は国交正常化以来、最悪となっている。外交を国内政治に持ち込み、未来よりも過去に執着したからだ」と指摘しました。
そのうえで「私が次の政権を執ることになったら、不信と冷笑で行き詰まっている韓日関係を改善し、未来志向の韓日関係を作っていきたい」と述べ、これまで「金大中（キム・デジュン）－小渕2.0時代」を切り開くと何度も公言してきたことを強調しました。
1998年、当時の金大中大統領と小渕恵三首相は、21世紀に向けた新たなパートナーシップ関係を構築することを約束した韓日共同宣言をまとめています。