中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は1日午前0時までに新たに5123人が確認されました。
一日の感染者の数が5000人を超えたのは、去年はじめ韓国で新型コロナの感染が確認されて以降、初めてです。
重症患者は62人増えて723人になり、これまででもっとも多くなりました。
死者は35人増えて、合わせて3658人で、致死率は0.81%になりました。
重症患者が増えたことで、首都圏の重症患者の病床稼働率は88%となりました。
なかでも、ソウルの重症患者の病床稼働率はおよそ91%だということで、首都圏では、病床の割り当てを1日以上待っている人が842人に上るということです。
こうした事態を受け政府は、12月中旬までに1300以上の病床を追加で確保するほか、病床の効率性を高めることに全力を注ぐと明らかにしました。
また、オミクロン株の流入遮断にも総力を挙げることにし、政府合同のタスクフォースを構成して迅速な防疫戦略を立てるほか、厳しい水際対策やPCR分析法の開発などを早急に進めると強調しました。
そのほかにも、首都圏地域の私的な集まりの人数制限を強化するほか、食堂やカフェでは、ワクチン未接種者の利用人数を制限するなど追加の防疫強化について今週中に話し合い、その結果を発表するということです。