K-POPや韓国ドラマなど、韓流文化の中国への流入を制限する、いわゆる「限韓令」が取られて以来、中国で韓国映画が上映されることはありませんでしたが、今月3日、6年ぶりに韓国映画が公開されることになりました。
中国の韓国大使館によりますと、ナ・ムニさんが主演を務めた韓国映画「オ!ムニ」が今月3日、中国全土で封切りされます。韓国映画が中国で公開されるのは、チョン・ジヒョン主演の映画「暗殺」以来、6年ぶりです。
中国政府は、高高度迎撃ミサイルシステム「サード」の韓国配備に対する報復措置として、2016年からおよそ5年間にわたって、K-POPや韓国ドラマ、映画など韓流文化の流入を制限する、いわゆる「限韓令」維持してきました。
外交の消息筋は、「中国政府は、ことしが『韓中文化交流の年』であることを意識したものとみられる。これを機に中国の限韓令が解除されるかどうかは、もう少し様子を見る必要がある」と述べました。
今回中国で公開される「オ!ムニ」は、娘のひき逃げ事故を唯一目撃した高齢の母親と共に犯人を捜す中年男性を描いたコメディ映画で、韓国では去年9月に公開され35万人の観客を集めました。