韓国軍とアメリカ軍は、北韓の核の脅威に対応する対北韓作戦計画を立案するための根拠となる新たな戦略企画指針(SPG)を設けることに合意しました。
徐旭(ソ・ウク)国防部長官は2日、アメリカのオースティン国防長官とソウルで韓米安保協議会(SCM)を開き、その後の共同記者会見で「作戦計画の補完のための新たな戦略企画指針を承認した」と明らかにしました。
戦略企画指針とは、韓米の国防当局が作戦計画を修正したり、新たに作成する際に根拠とする文書のことです。
オースティン長官は「北韓の継続的なミサイル発射や兵器開発の高度化が地域の安保状況の不安を高めているという共通の認識を改めて確認した」とする一方、「北韓に対して外交的にアプローチする意志を持っており、対話を提案し続けている」と述べました。
また、韓米双方は、韓半島有事の際の作戦統制権の移管に向けて、韓国軍が主導する未来連合司令部の運用能力を評価するための3段階の評価過程のうち、2段階にあたる「完全運用能力(FOC)」評価を来年、実施することに決めました。