中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は6日午前0時までに、新たに4325人が確認され、週明けの月曜日としては、これまででもっとも多くなったほか、 新たな変異ウイルス、オミクロン株の感染者は12人増えて、合わせて24人になりました。
死者は41人増えて合わせて3893人になり、韓国の致死率は0.82%となっています。
全国の重症病床使用率は80%を越えています。
政府は、「5日までに、重症病床を含む2400あまりの病床を全国で確保した。今後は引き続き、1日1万人の感染者が発生しても対応できる体制を整えていく」としています。
新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人は総人口の80.5%で、成人だけを見ると、総人口の91.7%に上っています。
3回目の追加接種は、総人口の7.7%が終えています。
一方、韓国国内で確認された新たな変異ウイルス、オミクロン株の感染者は12人増えて、合わせて24人になりました。
24人のうち、韓国国内での感染が18人で、のこりの6人は海外からの入国者でした。
このオミクロン株の遺伝子配列が、風邪の原因となるコロナウイルスでも確認されているという研究論文がアメリカで発表されました。
それによりますと、オミクロン株は、これまでの新型コロナウイルスに比べて感染力は強いものの、せきや頭痛、だるさなど、風邪のような軽い症状にとどまり、致死率も低い可能性があるということです。
論文の共同執筆者のベンキー・サウンダラジャン氏は、「オミクロン株は風邪の原因となるウイルスのような遺伝物質を取得することで、オミクロン株は人間の体にもっとよく適応し、ヒトの免疫システムによる攻撃を回避している可能性がある」と指摘しています。