中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの新たな感染者は、19日午前0時までに5805人が確認され、累計で70万5902人となりました。
新たな感染者は前日より1700人以上増え、20日ぶりに5000人台となっています。
重症患者は11人減って532人で、3日連続で500人台となっています。
亡くなった人は74人で、前日の45人に比べて大幅に増え、合わせて6452人となっています。
政府の感染予防措置の強化やワクチンの3回目の接種拡大の影響で、新たな感染者数は減少傾向にありましたが、オミクロン株の拡大によって再び増加に転じています。
防疫当局は今週末にも国内でオミクロン株がデルタ株を抑えて感染者の50%以上を占め、主流になるとみています。
オミクロン株の拡大のスピードはデルタ株に比べて2~3倍速く、専門家は3月中に1日当たりの新規感染者数が2万人に上る可能性があるとの見通しを示しています。
政府は、オミクロン株が主流になるか、1日当たりの新規感染者数が7000人を超えた場合は、▼一般の病院・医院で新型コロナ感染者の検査・診療を実施▼65歳以上の高齢者にPCR検査を実施▼感染者の隔離期間を10日から7日に短縮、などを柱とする非常措置を取る方針です。