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政治

韓国軍 陸軍ミサイル司令部を「ミサイル戦略司令部」に拡大へ

Write: 2022-01-19 14:38:54Update: 2022-01-19 14:40:34

韓国軍 陸軍ミサイル司令部を「ミサイル戦略司令部」に拡大へ

Photo : KBS News

北韓が増強をすすめるミサイルの脅威に備えるため、国防部は陸軍のミサイル司令部を「ミサイル戦略司令部」に拡大して再編する方針であることがわかりました。
政府消息筋が19日に明らかにしたところによりますと、韓国軍はこのほど、陸軍ミサイル司令部を再編するためのタスクフォースを設置し、ことし5月をめどに部隊の再編を進めているということです。
「ミサイル戦略司令部」は、弾道ミサイルだけでなく、最新鋭ステルス戦闘機「F35A」や3000トン級の潜水艦など各軍の戦略資産を統合運用する「戦略司令部」の前の段階とみることができます。
文大統領は2017年の大統領選で、北韓の核・ミサイルの脅威に対応するため、各軍がそれぞれ運用しているミサイルなどの戦略兵器を合同戦力化するための「戦略司令部」の創設を公約として掲げましたが、当選後、北韓との和解ムードが高まったため、2019年2月に計画を白紙に戻しています。
一方、2014年に創設された陸軍ミサイル司令部は、弾道・巡航ミサイルである「玄武(ヒョンム)」シリーズなど韓国軍の最新鋭ミサイルを運用する部隊です。
ミサイル司令部の参謀部は師団級で構成されていますが、「ミサイル戦略司令部」ではこれを軍団級に格上げし、海軍と空軍のミサイル戦力を連携して運用するなど、組織の規模も拡大する方針だということです。
去年5月に韓米ミサイル指針が撤廃され、韓国軍が飛しょう体の射程を延ばし、重量を増やすことができる固体燃料エンジンの開発が可能になったことも背景にあるとされています。

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