アジア男子ハンドボール選手権に出場している韓国代表チームの選手10人以上が新型コロナウイルスに感染し、決勝リーグ最終戦を棄権することになりました。
大韓ハンドボール協会によりますと、サウジアラビアで開かれているアジア選手権に出場するハンドボール男子の韓国代表チームは、これまでに10人以上の選手が新型コロナウイルスに感染したことがわかり、決勝リーグの最終戦のカタールとの試合を正常に行うことができないと判断し、棄権したということです。
韓国代表はサウジアラビアとの試合を控えて現地時間の24日、大会の組織委員会が行ったPCR検査を受けた結果、監督と選手、合わせて6人が陽性の判定を受けました。
陰性だったものの症状のある選手もいたため、サウジアラビアとの試合には11人で出場し、22対27で敗れました。
韓国はそれまで、グループリーグ3試合を全勝し、決勝リーグ第1戦のクウェートとの試合も勝利し、4連勝となっていました。
協会の関係者は、「大会の組織委員会のずさんな感染防止対策と、無理のある大会の進行により、事態がさらに深刻になった」と不満を漏らしています。
カタール戦を棄権した韓国代表は、5位・6位決定戦に臨むことになりますが、いまのところ、正常な出場は難しいとされます。
アジア選手権では、上位5か国までに2023年の世界選手権への出場権が与えられます。