済州島や全羅南道(チョンラナムド)海南(ヘナム)などに自生する王桜(ワンボンナム)を全国に広げるプロジェクトが進められます。
山林庁によりますと、国内外の桜の調査や研究、広報を行うため、社団法人「王桜プロジェクト2050」が18日、公式に発足したということです。
この団体は、2050年までに国内の桜のほとんどを占める日本のソメイヨシノを済州島産の王桜に植え替える事業を進める計画です。
「王桜プロジェクト2050」によりますと、王桜は、自生する個体ごとに固有の遺伝子を持つため、クローン桜のソメイヨシノより気候変動など環境変化への対応力が高いということです。
この団体は、慶尚南道(キョンサンナムド)鎮海(チネ)やソウル汝矣島(ヨイド)などの桜の名所だけでなく、国立墓地の「顕忠院(ヒョンチュンウォン)」や王の墓の王陵(ワンルン)などに植えてある桜の種類を調べ、その結果を発表するとしています。