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国際

ワクチン未接種国の北韓とエリトリア 人道的危機の懸念高まる

Write: 2022-04-25 11:36:49Update: 2022-04-25 17:56:45

ワクチン未接種国の北韓とエリトリア 人道的危機の懸念高まる

Photo : YONHAP News

世界で新型コロナウイルスのワクチン接種をまだ行っていない国は、北韓とアフリカのエリトリアだけだとされ、国境封鎖による人道危機や新たな変異ウイルスの発生源になる可能性があると指摘する声が出ています。
アメリカのワシントンポストは現地時間の24日、北韓は2年前の新型コロナの感染が始まってから国境を封鎖しつづけ、北韓住民が危機に陥っているにもかかわらず、封鎖を解除する兆候がない状態だと伝えました。
ワシントンポストは、国連の報告書を引用し、北韓は中国との最小限の貿易を除いては国境を閉じているため、保健と食糧危機に直面している可能性があるとし、北韓で行われている新型コロナ関連の制限が大流行を防いでいるようにみえるが、もっと大きな保健対策と経済問題などに相当のコストを費やした可能性があると伝えました。
国連の報告書は、北韓住民2500万人に対してワクチン接種を行うために、6000万回分のワクチンを北韓に送る方法を探すべきだと訴えています。
北韓は去年、中国シノバック製のワクチン300万回分の支援を拒否したほか、副作用を懸念してイギリスアストラゼネカ製のワクチン200万回分の支援も拒否しました。
アメリカのシンクタンク、戦略国際問題研究所は報告書で、北韓がアメリカファイザー製ワクチンを好んでいることを示唆したとしたうえで、北韓がワクチン接種を行わないことで、北韓が新たな変異株の震源地になるリスクがあると指摘しました。
ワシントンポストは、北韓が去年末に国境封鎖などを基本とした統制防疫措置から先進防疫へのシフトの必要性に言及し、防疫措置を緩和する可能性を示唆しましたが、最近中国で大規模な感染が確認されたため、再び孤立政策に回帰する可能性があるとする専門家の見解を伝えました。

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