尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領は13日、マクロ経済と金融市場の状況を点検する「マクロ金融状況点検会議」を開きました。
会議には秋慶鎬（チュ・ギョンホ）経済副総理兼企画財政部長官や韓国銀行の李昌ヨン（イ・チャンヨン）総裁らが出席しました。
大統領室は、尹大統領が就任早々、マクロ金融点検会議を開いたのは、経済と国民生活の安定を政策の最優先に据えるという意志を示したものだと説明しました。
会議では、グローバル経済と世界の金融市場に対する積極的な対応が議論されたもようです。
尹大統領はこれに先立って開かれた初の首席秘書官会議でも、「一番の問題は物価だ」と強調し、迅速に対策を講じるよう指示しました。
これに先立ち、12日に行われた尹大統領就任後初の閣議では、59兆4000億ウォンの過去最大規模の補正予算案が審議・議決されました。
新型コロナウイルスの流行に伴う防疫措置で打撃を受けた小規模事業者や国民の生活支援に36兆4000億ウォン、地方財政の補強に23兆ウォンが充てられるということです。
尹大統領は、「コロナの防疫措置を実施する過程で国民に生じた損失を補償するのは国の義務だ」とし、国会に対して補正予算案の早期成立に向けた協力を呼びかけました。