尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は21日に行われるアメリカのバイデン大統領との韓米首脳会談で、北韓の挑発への対応や経済安全保障、国際的な懸案に対する両国の貢献などについて話し合う計画です。
大統領室の関係者は15日、ソウル龍山(ヨンサン)区の大統領室庁舎で開かれた記者会見で、「両国の首脳は、韓米首脳会談で北韓の挑発に対する両国の対応戦略や状況管理などについて話し合う予定だ」と明らかにしました。
また、「経済安全保障では、供給網や先端技術などにおける両国の協力策を調整するほか、国際的な懸案に韓国がどう貢献できるかについて話し合う」と明らかにしました。
そして、「両大統領が信頼関係を早期に構築するとともに、韓米同盟を元に戻すための基盤を設けるのが、今回の会談でもっとも重要だ」と強調しました。
尹大統領が返礼訪問という形で来月アメリカを訪問する可能性が提起されていることについては、「6月にアメリカを訪問する予定はない」と明らかにしました。
新型コロナウイルスの感染拡大が続いている北韓へのワクチンの支援が議題になる可能性については、「尹大統領がワクチンと医薬品の支援方針をすでに定めており、北韓の対応を待っている状況だ」と説明しました。