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国際

北韓、原子炉建設再開か 新たな衛星画像で判明

Write: 2022-05-16 10:56:28Update: 2022-05-16 10:58:09

北韓、原子炉建設再開か 新たな衛星画像で判明

Photo : YONHAP News

北韓北西部・寧辺(ヨンビョン)の核施設で、1990年代に凍結した原子炉の建設を再開させた兆候があることが、アメリカ専門家らによる衛星写真の分析で明らかになりました。CNNなど海外メディアが14日報じたところによりますと、衛星写真はアメリカの宇宙企業マクサーが最近撮影したもので、アメリカのミドルベリー国際問題研究所の兵器専門家ジェフリー・ルイス氏が画像を分析したところ、北韓が寧辺核施設の原子炉の建設を再開したことを示しているということです。
この原子炉は「寧辺2号炉」と呼ばれ、専門家らは、原子炉本体や建屋の状況が不明で、完成時期を予測するのは難しいとしながらも、規模は50メガワット級に上ると推定しています。
これは、1980年代後半から稼働している寧辺の既存の原子炉の10倍程度の大きさで、稼働すれば、北韓のプルトニウム生産能力は10倍に増える可能性があります。
北韓は1994年、米朝枠組み合意に基づき、この寧辺2号炉の原子炉の建設を停止していて、ルイス氏によりますと、この時点では完成はまだ何年も先の状態だったということです。
アメリカ政府当局も寧辺での最近の動きを把握しており、状況を注視しているということです。
CNNは今月初め、アメリカ軍と情報当局の分析をもとに、北韓が近く北東部の豊渓里(プンゲリ)核実験場で7回目の核実験を再開する準備を終えるものとみられると報じています。

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