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政治

国家情報院「北韓は核実験の準備終え、タイミング計っている」

Write: 2022-05-19 13:55:49Update: 2022-05-19 17:03:40

国家情報院「北韓は核実験の準備終え、タイミング計っている」

Photo : YONHAP News

国家情報院は19日、「北韓は核実験の準備をすべて終えて、タイミングを計っている」という見方を示しました。 
国会の情報委員会に所属する議員が記者団に明らかにしたところによりますと、国家情報院は19日、国会情報委員会が非公開で開いた全体会議で、「北韓で新型コロナウイルスの感染が急速に広がっているにもかかわらず、北韓がミサイルを発射しようとしている兆候が捕らえられた。核実験も準備はすべて終わり、実施のタイミングを計っている」と報告したということです。
この議員らは、「北韓のミサイル発射は、バイデン大統領の韓国訪問期間中になりそうか」という質問に対して、「ほぼ準備は終わっているため、いつミサイルを発射し、核実験を行ってもおかしくない状況だ」と説明しました。
またどんなミサイルを発射する可能性があるかという質問に対しては、「大陸間弾道ミサイル=ICBM級と推定している」と話しました。
韓米の軍当局は同じ日、「北韓が韓米首脳会談を目前に控え、ICBMの発射の準備を終えたとみて、準備態勢を整えている」と明らかにしました。
韓米の軍当局によりますと、北韓は、液体燃料を使う火星系列のICBMを発射する前に、燃料や酸化剤を注入しますが、その兆候をとらえたということです。
アメリカホワイトハウスも現地時間の18日、「バイデン大統領が韓国と日本を訪れる20日から24日までの間に、北韓が挑発に出る可能性がある」としたうえで、「どんな挑発にも対応する準備ができている」と述べました。
これについて、北韓の核やミサイルの脅威が高まっているなか、韓日両国に対して拡大抑止力の保障を再び確認するとともに、戦略兵器の展開や合同軍事演習を含む軍事準備態勢まで全般的に調整するという強い意志の表れであり、北韓に対する警告のメッセージだという見方が出ています。
一方、韓米首脳会談を前に、北韓によるICBM発射の動向がとらえられたなか、19日午前、アメリカ空軍の偵察機「RC-135S」が在日アメリカ軍基地から韓半島東の海、東海に向けて飛行しました。
この偵察機は、弾道ミサイルの探知や追跡に特化されていて、東海の上空を飛行しながら、北韓の平壌(ピョンヤン)一帯を偵察したとされます。

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