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政治

韓米首脳が共同記者会見 包括的戦略同盟で合意

Write: 2022-05-21 18:40:50Update: 2022-05-23 10:56:22

韓米首脳が共同記者会見 包括的戦略同盟で合意

Photo : YONHAP News

20日から韓国入りしているアメリカのバイデン大統領と韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領との初の韓米首脳会談が、21日午後、ソウル龍山(ヨンサン)の大統領執務室で行われ、韓米同盟をグローバルで包括的な戦略同盟に発展させていくことで合意しました。
今回の韓米首脳会談は、尹錫悦大統領の就任から11日目に行われ、歴代政権もっとも早い時期に開かれました。
首脳会談は、両国外相や安全保障担当者が同席した少人数会合、首脳2人だけによる会談、そして経済担当相らが出席する拡大会合の3つが、予定を1時間以上超えて行われました。
会談では、北韓対策、経済安全保障、そしてグローバルな協力体制について、意見が交わされました。
会談後に行われた共同記者会見では両首脳が記者団の前に立ち、合意内容を盛り込んだ声明を発表しました。
まず、核とミサイルの両方の開発を進める北韓に対しては、韓半島をはじめ世界の平和と安定に重大な脅威となっているとして、抑止力を強化し北韓の完全な非核化をめざすとする目標を再確認しました。
そして韓米両国が合同軍事演習の範囲と規模を拡大するための協議を始めることで合意しました。
一方で、対話の扉は開かれているとして、北韓が実質的な非核化に踏み切れば、国際社会と協力して北韓の経済などを改善できる計画を準備していると明らかにしました。
そして新型コロナウィルス関連の人道主義的な支援の意思を改めて確認しました。
さらに経済安全保障の分野でも、韓米両国の協力を強化することで合意しました。
また韓米は経済安全保障対話を新設し、デジタル経済やサプライチェーンの強化などに向けて協力していくこと、アメリカが主導して発足させる新たな経済圏構想、IPEF=「インド太平洋経済枠組み」への韓国の参加を公式に発表しました。
両首脳は共同声明で、「台湾海峡の平和と安定を維持する重要性」も改めて表明しました。
首脳会談に先立って、バイデン大統領は国立墓地のソウル顕忠院を訪れました。続いてソウル龍山(ヨンサン)の大統領室庁舎に移動し、尹大統領との初の首脳会談に入りました。
バイデン大統領は、龍山の国立中央博物館での尹大統領が主催する夕食会に出席します。
この夕食会には韓国10大財閥のトップらも参加する予定です。
バイデン大統領は、22日午前に京畿道の烏山(オサン)空軍基地から次の訪問先の日本に向かいます。

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