ことし8月に、月に向けて打ち上げられる韓国初の月軌道船の名前が、「タヌリ」に決まりました。
科学技術情報通信部は23日、国民から募集していた韓国型月軌道船の名前が、「タヌリ」に決まったと発表しました。
「タヌリ」は韓国語で、「月」という意味の「タル」と、「享受する」という意味の「ヌリダ」を組み合わせたもので、科学技術情報通信部は、月を隅々まで享受することと、韓国の初めての月探査が無事成功することを祈願する意味合いが込められていると説明しました。
宇宙探査機「タヌリ」は、韓国時間の8月3日午前8時33分に、アメリカ・フロリダ州にあるケープカナベラル宇宙軍施設から打ち上げられるアメリカのスペースX社が開発したファルコン9ロケットに搭載され、月に向けて打ち上げられます。
タヌリは、12月末ごろに月軌道に進入し、1年間、月の周囲を回りながら、地形観測、月着陸船の着陸地点情報収集、宇宙インターネット技術検証実験などを行う計画です。